性に淡白な人の結婚相手の選び方|後悔しない相性の見極め
性に淡白で結婚に踏み切れないなら、相手選びの基準を変えるだけで結婚後の後悔は防げます。淡白さは欠点ではなく性的指向のひとつです。あなたに合う相手の見極め方を、性欲レベル×価値観の相性マトリクスと結婚前のすり合わせ会話例つきで具体的に解説します。
「性に淡白な自分が結婚しても、相手を不幸にするだけではないか」——そう考えて結婚に踏み切れずにいるなら、間違っているのは相手選びの基準だけです。草食・奥手・淡白と言われ続けてきたなら、それは周囲が貼ったラベルにすぎません。性的なことが気が重いという感覚は、直すべき欠点ではなく、あなたの性的指向のひとつです。特に男性は、この感覚を「相手が本気じゃないだけ」「結婚すれば変わる」と何年も片付け、相性を確かめないまま結婚して後悔します。相手選びの軸を変えれば、性に淡白なあなたでも後悔しない結婚はできます。
性に淡白な人が結婚相手選びでつまずく本当の理由
性に淡白な人が結婚で後悔する原因は、性欲の強さそのものではありません。相手選びの軸が「収入」「年齢」「価値観が同じか」といった一般的な条件のままで、性の相性を最後まで確かめずに結婚してしまうことが原因です。
一般的な結婚相手の選び方を扱う記事は、性欲の差やセックスレスにほとんど触れません。相手選びのチェック項目に「性の価値観が合うか」が入っていないため、淡白な人はこの最重要ポイントを見落としたまま結婚へ進みます。
結婚後にレスで揉めるケースの多くは、性に淡白であること自体ではなく、事前にすり合わせをしなかったことから起きます。順番はこうです。
- 性の相性を確かめないまま結婚する: 好意や条件だけで相手を選び、性についての本音を交わさずに入籍します。
- 期待のズレが表面化する: 一方は性的な関係を望み、一方は気が重い。どちらも「言えばよかった」と後悔します。
- 「欠陥」として扱われる: 淡白な側が責められ、自己否定に追い込まれます。
このズレは、相手選びの段階で防げます。鍵は、性欲の強さで相手を選ぶのではなく、性の価値観の違いを受け入れ合えるかで相手を選ぶことです。
実際に性に淡白な人が結婚で経験したこと
性の相性は、結婚生活の満足度を左右します。まず、当事者とそのパートナーの実際の声を見てください。
「私は女ですが私が淡白みたいです。そして主人は真逆のウェット(熱血)タイプですね。付き合うことやプロポーズ結婚式などは絶対したい!と、主人の希望があって私はどっちでも良かったんですが押しに負けました」
出典: Yahoo!知恵袋(淡白な本人の声)「うちの夫は淡白です。最初は淡白にイラっと来ましたが、途中から割り切って、全て私の思う通りに決めて、黙ってオレについて来いみたいな状態で生活してます」
出典: Yahoo!知恵袋(淡白な人のパートナーの声)2つの声に共通するのは、「性欲のタイプが違っても、受け入れ合えれば結婚生活は続く」という事実です。逆に言えば、違いを欠点として責め合う相手とは、性欲が近くてもうまくいきません。相手選びで見るべきは、性欲の一致ではなく受容の姿勢だとわかります。
【相性マトリクス】性に淡白な人に合う結婚相手の4タイプ
相手選びの軸を、「相手の性欲レベル」と「相手が性の価値観の違いを受け入れられるか」の2つで整理します。この2軸で見ると、あなたに合う相手のタイプがはっきりします。
大切なのは、左上(淡白同士)だけが正解ではないということです。右上の「すり合わせ型」も、違いを受け入れ合える相手なら十分に幸せな結婚になります。避けたいのは右下だけです。相手の性欲が強いこと自体ではなく、あなたの淡白さを「直すべき欠点」と見る相手が、後悔を生みます。
結婚相手を見極める5つのチェックポイント
マトリクスの右下を避け、相性の良い相手を選ぶための具体的なチェック項目です。交際中や婚活中に、次の5つを確かめてください。
- 性の価値観を言葉にできる相手か: 性の話題を避けず、自分の希望や感覚を落ち着いて話せる人は、結婚後もすり合わせができます。
- 「性がなくても幸せ」の具体像を共有できるか: 一緒に過ごす休日、会話、生活のリズム。性以外の幸せを具体的に描ける相手は、淡白なあなたと軸が合います。
- 将来の子どもについての考えがすり合うか: 子どもを望むか望まないか、望む場合どう向き合うか。ここがずれると、性の相性以上に深い溝になります。
- あなたの淡白さを欠点扱いしないか: 「そのうち変わるよ」ではなく「そういう人なんだね」と受け止める言葉が出る相手を選んでください。
- 言いたいことを言える関係か: 遠慮して本音を飲み込む相手とは、結婚後に小さな不満が積もります。対等に話せることが最優先です。
5つのうち3つ以上が当てはまる相手なら、性欲のタイプが違っても、すり合わせ型の良い結婚になる可能性が高いです。逆に、性の話題を茶化す・避ける・「普通は」と押しつけてくる相手は、右下のリスクが高いと考えてください。
【会話例】結婚前に性についてすり合わせる切り出し方
相性の良い相手が見つかっても、性についてのすり合わせを結婚前にしておかないと意味がありません。多くの人がこの会話を避けますが、切り出し方さえわかれば重い話にはなりません。
NG 追い詰める切り出し方
「実は自分、性欲がほとんどないんだ。だから期待されても応えられないと思う。ごめん」
——謝罪と結論から入ると、相手は「欠陥の告白」として受け取り、身構えます。
OK 一緒に考える切り出し方
「結婚生活で、スキンシップとか性的なことをどのくらい大事にしたいか、お互いの感覚を話しておきたいな。自分はわりと淡白なほうだと思ってて、そこも含めて二人の心地いい形を見つけたいんだ」
——「二人で形を決める相談」として持ちかけると、相手も本音を出しやすくなります。
この会話への相手の反応そのものが、最後の見極めになります。真剣に一緒に考えてくれるなら、マトリクスの左上か右上の相手です。「気にしすぎ」「結婚すれば変わる」で流す相手なら、立ち止まる価値があります。
伝え方の具体例をもっと知りたいときは、セックスしたくない気持ちと結婚の向き合い方で、パートナーへの伝え方スクリプトを詳しく紹介しています。
「性に淡白」の正体を知ると相手選びが変わる
相手選びの前に、自分の輪郭を知っておくと軸がぶれません。「性に淡白」とひとくくりにされる感覚は、実は性的指向の軸で説明できることがあります。
人の性的指向には、他者に性的に惹かれる強さという軸があります。その低い側に位置するのが、ノンセクシャルやアセクシャルです。
| 特徴 | 性に淡白(一般的な言われ方) | ノンセクシャル | アセクシャル |
|---|---|---|---|
| 恋愛感情 | ある | ある | ある人もない人もいる |
| 性的欲求 | 低め・弱い | ほとんどない | 感じない |
| 社会的な見方 | 「性格」として扱われがち | 性的指向のひとつ | 性的指向のひとつ |
| 相手選びの軸 | 一般条件で選びがち | 性の価値観の相性を重視 | 性の価値観の相性を重視 |
電通グループの「LGBTQ+調査2023」では、アセクシュアルは1.56%、アロマンティックは1.43%という結果が報告されています(PRIDE JAPANの解説でも確認できます)。決して珍しい感覚ではありません。
自分の感覚を「性格の欠点」ではなく「性的指向」と捉え直すと、相手選びの基準も自然と変わります。「淡白を直してくれる相手」ではなく「淡白を受け入れる相手」を探せばよいと、はっきりするからです。詳しくは性に淡白でも恋愛できる?ノンセクシャルの自認と伴侶探しとノンセクシャルとは・アセクシャルとはを読んでみてください。
状況別・あなたに向く相手選びの進み方
今のあなたの状況によって、次に取るべき一歩は変わります。
| あなたの状況 | 向いている進み方 |
|---|---|
| まだ自分が淡白かどうか整理できていない | まずセクシャリティ診断で傾向を言葉にし、自分のセクシャリティがわからない男性へを読む |
| 淡白だと自認していて、これから相手を探したい | 本記事の5チェックポイントを軸に、性の価値観を話せる相手を優先する |
| 性のない結婚も選択肢に入れたい | ノンセクシャルの結婚や友情結婚とはで、性を前提としない結婚の形を知る |
| 恋愛感情そのものが薄いと感じる | 恋愛感情がないまま結婚したい人へで、感情の有無から相手選びを考える |
| 交際中の相手が淡白で、自分は悩む側 | マトリクスの右上を目指し、責めるのではなくすり合わせる会話から始める |
どの状況でも共通するのは、性欲の強さで優劣をつけないことです。ひとりで抱えて苦しいときは、よりそいホットライン(0120-279-338)のセクシュアリティ専門相談を、中立的な窓口として使えます。
よくある質問
Q: 性に淡白だと結婚しても幸せになれませんか?
なれます。結婚生活の満足度を決めるのは性欲の強さではなく、性の価値観を受け入れ合えるかどうかです。相性マトリクスの左上や右上にあたる相手を選べば、淡白でも穏やかで安定した結婚生活を築けます。
Q: 性に淡白なことは相手に結婚前に伝えるべきですか?
伝えるべきです。結婚後に判明すると「隠していた」と受け取られ、信頼を損ねます。謝罪ではなく「二人の心地いい形を一緒に決めたい」という相談として、交際が深まった段階で切り出すのがおすすめです。
Q: 性欲の強い相手とは結婚しない方がいいですか?
一概には言えません。性欲が強くても、あなたの淡白さを受け入れ、頻度や形を話し合える相手なら、すり合わせ型として良い関係になります。避けたいのは、違いを欠点として責める相手です。
Q: 「淡白」と「ノンセクシャル」「アセクシャル」はどう違いますか?
「淡白」は性格の描写として使われがちですが、ノンセクシャルは恋愛感情はあるが性的欲求がほとんどない性的指向、アセクシャルは性的に惹かれない性的指向を指します。同じ感覚でも、性格と見るか指向と見るかで相手選びの軸が変わります。
Q: 結婚後にセックスレスになるのが不安です。どうすれば?
レス自体を問題とせず、二人が納得しているかどうかを基準にしてください。結婚前にお互いの希望する頻度や形を言葉にしておくと、後から一方的に責める展開を防げます。すり合わせの会話を習慣にすることが最大の予防策です。
Q: 相手が淡白で、自分は性的な関係も大事にしたいです。相手選びを間違えましたか?
間違いではありません。違いがある相手同士でも、受け入れ合えれば右上の「すり合わせ型」になれます。相手を変えようとするのではなく、二人にとって心地いい形を対等に話し合うところから始めてください。
後悔しない相手選びのために今日からできる3ステップ
性に淡白なあなたが、後悔しない結婚相手を選ぶために踏み出せる一歩は、次の3つです。
- 自分の軸を言葉にする: 診断で傾向をつかみ、「淡白を直す相手」ではなく「淡白を受け入れる相手」を探すと決める。
- 5つのチェックポイントで見極める: 交際中に、性の価値観を話せるか・欠点扱いしないかを確かめる。
- 結婚前にすり合わせる: 「二人の心地いい形を決める相談」として、性についての会話を必ず一度は交わす。





